インド駐在、イエスかノーか。
ここのところの自分のブログを見て、ふと思った。
私ってなんて楽しそうで優雅な暮らしぶりなんだろう・・・
毎日くっちゃ寝くっちゃ寝ボケーの繰り返しだっ!

これでは、もしなすび君(ダンナ)の会社の人がうっかり読んだら、「な〜んだインドって全然生活できんじゃん」と思われ、今ある生活がくずされる危険が・・・っ。ががーん。それは困るということで、無意味な自己防衛いい訳日記をしたためる私。以下、独白インドの辛い日々。

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日本の皆さん、ごきげんよう。
私、インドで暮らしているマダム○○○です。
インドで暮らすのは本当に大変なんです。

駐在員が夫のみならず妻も車とドライバーを所持するのは、
車がないと数少ないお友達の家にもいけないし、スーパーも遠い。
子供がお友達の家に行く時だって徒歩なんてありえません、車です。
車がないと日本並みの生活が成り立たないからです。
何も海外で日本と同じ生活を送る必要もないのですが、
そんなことを言っていたら、おそらく帯同してくる家族はいなくなるでしょう。

ところで、スーパーなんて呼べる代物はデリーには数店舗しかなくて、
未だに色々な商店を巡って必要なものを買いまわる生活。
いわゆるなんでも揃うスーパーは新興地域のグルガオンまで来ないとありません。
デリーのマダム達から見たら、なんて素敵なスーパーって思われること必須ですのよ、オホホッ。

日本人学校だってデリー近郊には一つしかなくて、
隣町のグルガオンにはスクールバスもまわって来ないから
お母さまが毎日一緒に自家用車で送り迎えするんです。
片道30分から1時間はかかりますの。

それでもお父さまの会社がもっと田舎にあると
グルガオンに住まないと通勤の負担が大きくなってしまって…。
送り迎えも運転手にまかせっきりじゃ、もしもの時心配だから、結局は毎日お母様が一緒。
毎日子供の送り迎えしているだけで一日が終わるわ。

交通安全や法律皆無の国ですから、交通事故に巻き込まれた日には
その場で泣き寝入りするしかないんです。当て逃げひき逃げ日常茶飯事。

オートリキシャっていう便利な乗り物もありますけど、
無謀な運転とひどい排気ガスで3年もデリーで生活したら
きっと肺は酷く汚れてくたくたです。
あら、ブレーキパッドから削り落とされるのはアスベストかしら?
あぁ今日もデリーの夕焼けが白く霞んで見えるわ、なんて。
オートリキシャなんて危険な乗り物は、自腹で留学してきている学生が乗るものですわ。
駐在員は乗りませんのよ、なんたって会社から禁止されていますもの。車やトラックに弾き飛ばされたらはいそれまでよ。

精神的な疲労はもちろんどこに暮らしている人も同じですけど、
こんな生活をしている私達、肉体的にも確実に蝕まれていっているに違いありません。
唯一、うまい焼酎や日本酒が飲める呑んだ暮れ横丁がないのが、
肝臓を痛めずにすむ利点かしら。

マダム達の平素は、娯楽皆無のこの国ではすることも無く、
生まれてはじめてのゴルフ練習にいそしんだり、
ダラダラと集まっておしゃべりしたり、
趣味を見つけて没頭しようとしたり、
でも年取ると何かに熱中しにくくなるってことを体感している今日この頃。
時間つぶしも大変なんですの。

どこに出かけてもおいしい料理が食べられる店がないのも気苦労を増幅。
北インド料理はスパイス多め、味付け激濃厚で、絶対体に悪いし。
いくら胃腸が強くたって、摂取過多には気をつけないと。
旅行で来て数週間食べるくらいなら大丈夫でしょうけれど、
私の友人や見かけた出張者達の中には、来印数日後にバタバタと倒れる方毒出。
皆さん、胃腸が弱くていらっしゃるのねぇ。

強い日差しで肌年齢は一年で3歳歳をとるといわれているわ。
あぁ、佐伯チズ先生の美肌メソッドをかたくなに守り続け、
日本へ帰国する折にも美しい肌で居たいわ…と、
今日もマダムたちは日傘、ツバ広帽、サングラスと日差し対策に余念がありません。
これほどに努力しているのは、日本人くらいかしら。

はぁ、それにしても、なーんて張り合いのない日々。
家事はメイドがいるからやらなくても済むけど、
これまたつかえないメイドばっかりでやんなっちゃうわ。
それに来客のことも考えて、家がやたら広い上に
砂塵が舞う季節は朝夕の拭き掃除必須。
メイドが朝しか来てくれないような私の場合は
一体どうしたらいいのかしらぁ〜、どなたか教えてくださる?

こうして今日もひとり家にこもって、パソコンをバシバシ打っているとむなしさ倍増。
私、あと2年もここに住まなくちゃいけないのにぃ。
でも5年以上も住んでいるマダム達もいらっしゃるから、
そんなこと軽々しく言ったら怒られちゃうかも、あら気をつけなくちゃ。
今から5年前なんていったら、今とは比べ物にならないほどレストランも各種ショップも少なくて、
生活困難極める時代だったでしょうね〜。
それだからこそ、帰国後にも強い絆で結ばれる方々もいらっしゃるはず。
狭い世界が生み出す副産物ね。
その反面、狭小社会に馴染めず、ノイローゼになって帰国される方がいるのは、どこの国の駐在でも同じ。要はむき不向きがあるってことです。我こそは駐妻にむいていると思われる方は、是非駐在が決まりそうな男性を見つけて、試しに結婚されてみてはいかがかしら。駐妻世界が厳しかったのはおそらく過去の話。実際に入ってみると、相当に地味な世界です。それはインドだから?

さぁ今夜は日本食を作ろうかしら。
そういえば、冷凍のかつおのたたきがサク一本で約4000円もするのよ。
高いけど、仕方ないわよねぇ。買えるだけあり難いと思わないと。
やっぱり日本食は味付けが薄いのに栄養が豊富なんですのよ。
高野豆腐とひじきでお肌もつるつる。
どんなサプリメントより食事が大事ですの。
もちろんインドスパイスだってターメリックはウコンのことですから、
皮膚には効果抜群。でも取り過ぎはいけないっていうし。
毎日外でインド飯を食べても元気にやっていけるのは20代の若造だけ。
男も30代に入ったら食生活には気をつけないとねぇ。

あら、いけない。明日はお呼ばれの日なのに、菓子折りがないわー!ガガーン
手ぶらでマダムの家にお邪魔するなんてありえない!(てことはないが)
みなさん日本に一時帰国の折に、デパ地下などの有名店で数々の銘菓を入手し、
自宅にある業務用冷凍庫で大切に保管、小出しにして使っているのに。
私ったらストックを切らせるなんてーぇ!駐妻シッカーク!
30代の若造マダムならクッキーでごまかしておけばいいけど、
大マダム方はあっさりとした銘菓がお好き。困ったわ・・・。
次回の一時帰国では、もっとたくさん持って帰ってこなくちゃ。


あぁ、もっとインドの生活は大変だっていうことをお伝えしたいのに、
なんだかいつもどおり、楽しげな告白になってしまったわ。
私、結構楽しんでるのねココでの生活。

でも、でも、最後に念押しさせていただくわ。
あの気温45度、湿度30%は過酷意外の何者でもないわー。
公共機関であるバスも使い物にならず、警察や役所の仕事は遅いどころか機能せず。
頼んだ仕事は口頭リレーで人にまわして済ませたつもり。


ここでは、何でも自分主体で動けるかどうかと、
いかに多くの強力な使えるコネを持っているかが、
楽しく暮らす鍵かもしれないわぁ〜。

----------おまけ------------------

我が家にある大型冷凍庫二台(左が大、右が小)と、
来印半年経過後の今もほとんど出番のないゴルフセット。
早くデビューしたいワ。

★大型冷蔵庫2台と出番の少ないゴルフセット

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まったくもって情けない中身。これは大きい方の冷凍庫。ほとんどカールなどカルビー系のお菓子と乾物。ここに次回は銘菓の数々が仲間入りする予定なんですのっ。オホホっ

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クククッ。
書くも書いたねぇ。
プリントアウトしたらA4で3頁にもなったよ。
(投稿がふたつもあったから見比べていたのだ)
住むのに楽ではないがおもしろい国ではあるわな。
せっかくだから楽しみましょうね。
充分楽しんでおられるようですが。
posted by なすびたんの会社のひと | 2005/10/26 9:40 PM |

俺もしょうもないことばっかり書かんと、大変な事書こ。
長い文 全部読んだが妙に納得だぞ。
posted by なすびたんの会社のひとではない | 2005/10/26 11:49 PM |

なすびたんの会社のひと> 
3ページもあった???ちょちょっと書いただけなのに、文字でかいのかしら。インドは特別地域に指定している会社が殆どだと思うけど、最近は病気の種類が減ってきてるとかなんとかで手当てが減る一方という噂も。はぁ〜、駐在に出る時って実は結構な自腹をきって予防接種とかしてるのに、これ以上扱いが悪くなったらやってらんねーぜ! という気分で書いてみましたの。オホホっ。あら、いけない私ったら、お下品な。

ぎゃ〜ははは!!ナオミさん、面白すぎ。
これじゃ出版社が目をつけるよ〜!
「駐妻の見たグルガオン〜デリーの新興住宅地便り」
「あなたにもできる、インド生活術」なんちゃって。
大型冷凍庫はホントに大活躍ですよね!!停電のときには
一番に冷凍庫の電源を確認するっちゅうくらい。
続編お待ちしてま〜〜す。
posted by Blue Lotus | 2005/10/27 1:46 PM |

BlueLotusさん>
 デリーは戸建だから停電すると長引いて大変そうですねぇ(と、かなり他人事)。我が家はマンションだから電源は中央管理。停電しても数秒、真夏でも5分以内には復旧しますのよ〜。あ〜ラクチン。おかげで冷凍庫の肉が解けて腐ることもございあせんのっ。これはグルガオンに住む利点のひとつですねぇ。
posted by 管理人ナオミ | 2005/10/27 10:55 PM |

駐在3年目を終えようとしているおじさんからアドヴァイスをひと〜つ。
停電が無いだけで気をゆるめたら泣きを見ますぞ。
インドの電化製品はソニー製品に限らず故障タイマーが内臓されているのか
2年を過ぎると突然ご機嫌斜めになるもの多し。
一時帰国の時なんかに冷凍庫が壊れること想像してね。
こんなときは良く気のつくサーバントさんしか便りにならんのですよ。
posted by いそた | 2005/10/28 12:21 AM |

便利なサーバントさんってわけではないが、頼りの間違いでしたね。
他にも突然火を噴くコンセントやらすっぽり取れる水道の蛇口。
鉄格子をはずして侵入する泥棒。いろいろありますよね。
同じアパートに住む大家さんや他の階の住人、自分ちのサーバントだけでなく
よそんちのサーバントやチョキさんらともほどほどの関係を保ち
持ちつもたれつで暮らしていくってことが大事なんですよね。
posted by いそた | 2005/10/28 12:28 AM |

あぁ、我が家は住み込みメイドじゃないから、その辺は諦めてる・・・なるようになれと。涙
しかも数ヶ月前にゲートすぐ横の家に泥棒が入った。いっさいがっさい持って行ったらしい。その時ゲートに4名ほどいたチョキダール達は「引越しだ」と泥棒に言われて、あっさり目の前で荷物が運び出されていくのを見送ったらしい。フガー! それ以来、警察官らしき人が夜はゲートに。うち、ご近所と全く交流ないんだよねぇ、隣のバスローブおじさんと話してみようかしら。というか、両隣の人と全然はち合わないのが不思議。知り合いはお向かいの日本人宅とそのドライバーくらいだわ。。。
posted by 管理人ナオミ | 2005/10/28 2:14 AM |

あ、いたいた。唯一交流があるのは、庭師だ。いつも我が家の庭で他の庭師と座っておしゃべりしてくつろいでいる。が、これがよく働くんだわ。多分、私がメイドを雇う前までは、私のことをネパール人メイドだと思っていたに違いない。
posted by 管理人ナオミ | 2005/10/28 2:16 AM |

ナオミちゃん、わずか10日間の滞在でしたが、本当にインドで生活するのは、ヘヴィーだと私、納得いたしましたよ。
リキシャーは、ヴァサントコンチネンタルから、ヴァサントビハールのオットの滞在先まで20RSで、何回か利用しましたが(すごくふっかけるのには毎回閉口、1度チケット制度を利用してみたら、18RSでした)、毎回子どもと2人のときは、しっかり足をふんばり、車体をもちつつも、かばんは握り締めて、なにかあったら、飛び降りれる態勢でした。
タクシーというものが存在していても、日本のタクシーの定義とかなり違う物であるという点を力説しなくては、お抱えドライバーは贅沢ではなく、基本的人権だ!とわかってもらえないかも。
「観光は全部チャーターした車でした。」といったら、「優雅ね〜」と言われましたが、優雅なんてとんでもない!死にたくないですから!!
優雅に見えようと何だろうとめっちゃ大変ですから、楽しんでなんぼです。がんばれナオミちゃん。
posted by mil | 2005/10/28 11:55 AM |

>なにかあったら、飛び降りれる態勢
ひゃひゃひゃ。私もオートリキシャーは一度しか乗ったことがないのですが、そんな感じになっちゃいました。だって運転荒いし、高さがちょうどバスの排気と同じだから臭いし、もぅ死にそうですよね。意外と前方は見えないし。当然左右も然り。でもインド人たちはあれに箱乗りなんですよね〜。インド人おもしろ〜。
posted by 管理人ナオミ | 2005/10/28 11:52 PM |
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by naoming77 | 2005-10-26 17:52 | インド暮らしなもんで