食い倒れマーケット、スンダルナガル
私がデリーでよく行く場所、スンダルナガルマーケットというマーケット。日本人にとってはミッタルティーとお隣のレガリアティーハウスの二軒の紅茶屋、シルバー製品、骨董品などのマーケットとして知られている。

ミッタルティーなどは日本人マダム超ご用達ということで、日本語でかかれたカラー印刷のスパイスブックを、プラ製丸ケース入りスパイス6個セットとともに約170ルピーの良心価格で販売中。当然普通の食料品マーケットなどで買えばタダのような値段のスパイス類は、老舗お茶屋価格になっているが、品質優良、商品回転も早く、綺麗にケース詰めされており、日本人には適量、という程よい按配の商品。おそらくデリーマダム達が足繁く通い「こういうセット作ってよ!」とありったけの要求をぶつけまくり、ザ・商売人のインド人主人が徐々に期待にこたえてくれた結果であろう(と、勝手に推察)。人との長いお付き合いというのは大切なものだ〜。

最近とあるお宅で振舞っていただいたお茶が美味しかったので、本日は出張者の持ち帰り用に大量購入してきた。ガーゼ布で葉っぱをくるんだティーバッグで無駄のない紙箱に入った簡素なものだが、ガーゼのティーバッグというのは、なんとも味のある仕掛けかな〜なんて。中の葉っぱもクズではなく葉っぱの形のあるものなので、なんとなく美味しく感じる。ま、わたしはオチャに関して薀蓄皆無なので、ひたすら雰囲気を楽しむだけ。値段が一箱80ルピーと手ごろなので、ばらまき土産にはちょうどいいかな〜。

お隣のレガリアティーハウスはミッタルよりもパッケージがシンプルで、私はどっちかっていうと、レガリア好き。特にローズウッドの箱は中身のお茶よりも箱ほしさに買う感じ。ミッタルよりも箱のバリエーションがある。と、いってもこのスンダルナガルマーケットはグルガオンの我が家から車でゆうに1時間はかかる場所。もへーっと車中で爆睡したり、音楽ガンガンで車窓を楽しみつつ出かけないと、行く気がおきない距離。

前置きがかなり長かった・・・こんなに茶屋の話をするつもりはなかったのだが、まあいい。本題は食べ物のことである。歯列矯正を始めて私の食欲は一旦とどまったはずなのだが、何故かここ数日、歯の痛みが消え去り、苦痛の種だった物を噛むという行為も、随分と慣れてきた。食欲は完全復活をとげ、驚異的な意思をもってレストランへ突き進む日々である。ちなみに肉も食べられるようになった。これでは痩せないではないか。

スンダルナガルマーケットに「SWEETS CORNER」という、なんともイトオシイ名前の店がある。でも店内は妙な匂いがするので、いつも屋外の席を利用。食べ染みのこびりついた薄汚れたメニューをササっと出され、とりあえずコーラを注文しながら何を食べるか考える。コーラは缶だったりビンだったりするが、ストローなんか不要なので突き返す。この店はベジタリアンメニューのみだが、写真左に見えるブースでタンドリー系のメニューやナンを作ってくれる。右側は何を作るブースだか忘れたが、揚げ物系だった気がする。着たインド料理から南インド料理まで何でもあるが、一品70ルピー前後で死ぬほど食べたところで、ひとり200ルピーで釣りが来る。ちなみに現在1ルピー2.66円。

b0100398_20501199.jpg




写真下>ここの「ゴールガッパー」は不味いらしい。私はあまりあちこちで食べたことがないので味をよく知らないが、とにかくここのはイマイチらしい。ゴールガッパーは一見謎の食べ物だ。スナック菓子の部類に入る。真ん中の白いせんべいはピンポン球サイズで中が空洞なのだが、指でブスッと穴を開ける。そこへ左の赤いケチャップとマサラ類で味付けたひよこ豆とジャガイモを入れる。そして右の緑色の液体も注ぎ込む。謎だ。なんなんだ、この緑液は。青汁か?飲むと苦くない。とりたててどういう味でもないが、とりあえず大概は酸っぱいのだ。『そこはかとなくインド味』という表現がぴったりである。具は好きなだけ入れていいのだが、調子に乗ってピンポン球が一杯になるほど入れると、よほどの大口の持ち主でない限り、グホッッとなるので欲張るのも程ほどにした方がいい。あと食事の時に空気を沢山吸い込みがちな人も要注意だ。同じくグホッの刑。

b0100398_20502975.jpg



写真下>肉に見えるがすべてベジ。大きく角切りにされたパニールという牛乳のチーズ(味は豆腐に近い)やジャガイモ、たまねぎなど野菜の串刺しに『もろインド味』のマサラが塗りたくってあり、タンドーリでじっくり焼かれる。今日は12:30に席についたが、まだ客もほとんどおらず、なんとタンドーリ系もナンも注文できなかった。インド人の昼ごはんピークは13:00〜14:30という感じ。頼む品すべて「まだ準備できてないよ殻」とタンドリ釜の方を見て困る店員である。ようやく今すぐできる料理を注文すると「OK!(それは出来るよー!)」と嬉しそうなほっとしたような顔をするのはやめていただきたい・・・。

b0100398_20505044.jpg




写真下>いわゆる定食。左の丸いのはプリーという揚げパンで中が空洞。ちぎって食べる。ナンの油揚げ風という感じ。南の料理だと思う、違ったらごめん。ダル(豆)カレーと何かのカレーだったが、どっちもダルだったかも。美味しいから何でもいい。これも一皿75ルピー程度だったはず。写真は以前来た時に食べたもの。今日はドーサという南インド定食を食べた。旨いんだよ、これがまたー!!!

b0100398_20512357.jpg



写真下>クルフィという名前で、練乳アイス並みに味の濃いアイスがある。店によって素焼きの坪で出る店もあれば、この店のように串刺しで昔ながらのアイスバー風の店もある。しかし、大概にして不要な物体が有料でついてくる。それはモヘモヘとした完全なる「しらたき」である。何故アイスにしらたき。誰かこの質問に答えてくれる人はいないのか。何故だ、全く美味しくない上に、モヘモヘの存在感が余りあってクルフィの旨さはどこかへ吹っ飛ぶ。これがついてきても、私は絶対に食べないことに決めている。何でも食べる私でも、モヘモヘだけは食べないのだ。白滝は日本食だけでいい。

写真下>クルフィについてくる、モヘモヘ

b0100398_20513558.jpg




食事があらかた終わり、腹も一杯になった頃、ようやくタンドリ釜担当が立ち位置に入った。後ろの棚から既に串刺し下ごしらえ済みのパニールティッカを釜に並べ始める。「ウキョッ!下ごしらえしてあるなら、早く焼けよ!」と文句を言う前に、インド時間で店に出向いて行かなくてはいけないのである。

スンダルナガルマーケットは確か月曜定休だった気がする。が、レガリアティーハウスはこの観光シーズンはとりあえず店を開けているそうなので、機会があれば行って欲しい。いかにも盗品風の骨董品らしき物体をあさり思いを馳せるのもよし、モヘモヘクルフィーを我慢して食べるもよし。2時間はあっという間に過ぎ去る。
[PR]
by naoming77 | 2006-01-25 20:34 | デリー