国内旅行(16) この城、必見! グワリオール
グワリオールはマディヤ・プラデーシュ州の北部にあり、デリーから車で約7時間。家からアグラまで約3.5時間なので、その倍ひた走ると到着。道はいいので、ひたすら車中で寝ていればいい・・・とはいえ、遠いよな。最近気づいたんだけど、インドの国内旅行って移動時間がものすごくかかる。すっかり私は慣れたけど、たまに日本から友達が来ると、グルガオンからジャイプールの3〜4時間でも遠い!って思うらしい。なれってすごいね〜。

で、寝たり起きたり、道中で野ションしたりして、グワリオール到着。さすがに、遠いわココは。今日はインドの共和国記念日、子供たちが国旗を持って街を練り歩いてた。

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グワリオールの丘の上に巨大な要塞があり、メインの建物はマンシンパレス。ヒンドゥー建築の代表のようなものらしく、15世紀建造。地下2階まであるらしいが、地上部分のみ見学できる。内部は彫刻が施された支柱やブラケットが綺麗な状態で残っている。外壁は青や緑、黄色のエナメルタイルでモザイク画が。画の内容はヒト、猿、アヒル、象、クロコダイル、虎、木といったもので、いずれもインドの神様にまつわるもの。これだけ美しい保存状態の宮殿はめずらしい。

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宮殿の周りには丸型のタワーが配置されていて面白い造り。この手の宮殿や城を見るのが、個人的には一番好きな観光だな〜。わくわく。

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標高は約100m(市街地の高さから)だそうで、かなり見晴らしが良い。地元の青年たちはバイクで遊びに来ていた。いいねぇ〜。丘の上に建つ城。

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上の写真のバイクは彼らのものだそうだ。左の子、サングラスのかけ方がケミの川畑である。お天気の良い昼間だがカップルの姿はなく、全員漏れなく男連れ。

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内部を見学する、私の運ちゃんアザト(革ジャン野郎)。駐車場で静かに待っているのかと思いきや、ちゃっかりついてきていた・・・。右の男性は丘に登る入口で声を掛けてきたガイド。彼が実は大当たりで、親の代からこの遺跡の研究とガイドをしており、ここのガイドブックも発行している人だった。そのおかげで要領よく見学。やっぱりガイドって必要!って最近よく思う。 ガイド料は500ルピーとお高く要求されたけど、3時間くらい時間がかかったし、とにかく説明内容が濃かったので大満足。ガイドって敬遠しがちだけど、つけると楽しいな〜。

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この写真、なんかヘンなのよ。牛の立ち位置、おかしくない? どうみても塀の上にぽつーんって立ってるように見えるんだけど。塀じゃなくて、あそこって屋根なのかなぁ?

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この宮殿の敷地、とーっても広くて、宮殿以外にも寺院やら博物館やら、この宮殿の歴史のはじまりにかかわる池、磨崖仏のジャイナ教彫刻、さらには超高級私立学校とその施設まであるのだ。そんなわけでこの敷地内で生活するヒトもいるわけで、いつものとおり子供たちがワラワラと寄ってきてはお菓子くれだの写真撮ってくれだのと話しかけてくる。

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敷地内の東端にあるサスバフー寺院。大小2つある。9世紀から11世紀のものだそう。私はまだカジュラホ(同じくマディヤ・プラデーシュ州)に行ってないのだが、この寺院にも似たような彫刻が施されており、建物のサイズも含めかなり見ごたえがある。

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天井や柱の彫刻がスンバラシー!

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内部は巨大な柱が4本あるが、総石造りの為、後付で崩壊防止の為の台形型の補強柱が入っている。国の機関ASIの保護下にある遺跡なので、管理は手厚い。

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柱の彫刻。きれいじゃのぉ〜。

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すぐお隣にある小さい方の寺院。これにも彫刻が施されているが、大きい寺院の方が遥かに仕事が細かい。こちらは内部は入れません。

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塀の中(っていうと別の塀の中みたい…)の別の場所にあるテリ・カ・マンディル(マンディルは寺の意味)。築9世紀頃。正方形の屋根はドラヴィダ様式、装飾はインド・アーリア様式の折衷建築だとロンプラは言っています。寺の周りは広い庭で、ガーデンセットが置いてあり、おっさんたちが延々とおしゃべりしていた。彼らの仕事は何なんだろうか。

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寺の外で運ちゃんが暇そうに待っていた。多分最初に見た宮殿だけで満腹になったんだろう。飽きっぽそうだしな。インド人って観光旅行に行く習慣がまだあまり無いようで、旅行は家族の一大イベントらしい。だからかどうかこういう風に雇い主の旅行にかりだされて遠くに行くのはまんざらでも無い様子。帰る頃にはあいた時間を使っておみやげを何やら一杯買い込んでいるのである。ところで運ちゃんの隣に2人して腕組みで立っている男は、写真奥に見えるシーク教寺院の関係者であろう。シーク教徒、体がとにかくでっかいのだ。

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さて、いよいよ終盤。丘を降りて、ガイドとであった入口付近へ降りる。その坂道の岩肌にそってジャイナ教の彫刻がずらーっと掘ってある。巨大であるよ!!これっていわゆる磨崖仏だと思うのですが、別物でしょうか?磨崖仏ファンの方がいたら教えて下さい。ジャイナ教にも宗派は色々あるようなのですが、中でも興味深いのは空衣派という宗派で、一糸まとわぬ姿で過ごすらしいです。彼らは一切の殺生を禁じており、口に小さい虫などが入って殺してしまうことを防ぐ為にマスクをしてます。まぁそんな話はさておき、彫刻をどうぞ。

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大きい方の仏像、あごひげ生えてます。巨大な蜂の巣でした。

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下の写真は一番巨大な仏像(おそらく17m)を真下から撮影したものです。仏像を正面から見ると、うまい具合に性器が隠れるように柱が渡してあるのですが、下から覗けばしっかり拝めます。手にはなにやら貝殻のようなものを持っていますが、こりゃ何でしょう?知りません。

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突如現れたトラック。資材を積んでいるのかと思いきや、大量のヒトとその荷物。後ろからみると軽く30人はおしくら饅頭状態で乗ってます。溢れそうです。通過する時「ヒョォー」とか「ワーオ」とか皆で大声で叫びながら楽しそうでした。急カーブでワラワラと荷物でも振り落とされれば更に笑えたのですが、意外と落ちないもんです。

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グワリオールの旅はおわり。他にもみどころとしてはジャイ・ヴィラース宮殿&シンディア博物館という建物があるのですが、共和国記念日なのでお休みでした。いや〜、要塞だけでも開いてて良かった、もし閉まってたら、何にもすること無かったです。
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by naoming77 | 2006-01-26 23:46 | インド国内旅行