ブリカンでインド人と英語のお勉強♪
今年の1月から、デリーのコンノートプレイスにあるブリティッシュカウンシルという英語学校に通っている。週2回、2時間ずつの授業が3月上旬まで続く。グラマー中心のクラスで、レベルは中の中・・・かな。クラスメイトは11人、私以外に、42歳の韓国人女性がひとりいる他は全員インド人。年齢はひとり43歳の女性、他は20代前半から30代半ば。女性は私含めて5名。

英語の勉強をするつもりが、インド人のお勉強をしに行っている感じ。これくらいのレベルだと、英語のみで仕事をするには難しいので、みんな普段はヒンディーで仕事をしている様子。各々、昼間は仕事を持っているので、夕方の授業にあわせて早退したりしている模様。

授業を受けていると、今まで想像だにしなかったことが色々あった。
特にわたし個人的に驚いたことは
 ・家族を村に置いて他の州から出稼ぎに来ている生徒が大勢いる
 ・他人の発言中に平気で発言をかぶせてくる、そして止まらない
 ・自分の答えを譲らず、人の意見は信じない
 ・とにかく話が長い
 ・ジョークが微妙
 ・何事も譲らない
 ・音で英語を覚えているのでとてもたくさん話すが、書くとスペルはめちゃくちゃ

以上、私にとってのインドインパクト初級編って感じかな。

一番最初の授業では自己紹介も兼ねて、席を立って教室をうろうろしながら色々と相手に質問をする、というものだったんだけど、ある同い年の女性から質問されて仰天したのが…

『あなたは、あなたの夫の心の中に、いつから住んでいるの?ムフッ』

はぁ?????な、何???今、なんて言った???
しかも、そのムフっていう笑い。顔がニヤニヤしてるってば・・・。
質問の意図が分からん・・・。しかし答えるしかない(何故か)。

・・・答えが見つからない。えーと、でも、住んでるかどうか知りませんけど、、、っていうか、相手の心のうちなんて知るかいっ!よっぽど相手とそういう話題をしてれば知ってるかも知れんけど。とりあえず適当に、入籍日の半年前を答えておきました…。ハフー。しょっぱなから疲れたわ。

彼・彼女らって、親が結婚相手を決めるのが今の時代でも普通なので、何十年単位で住み着かれてる可能性もあるわけよね。まぁ、その逆もあると思うけど。一生住まない・・・みたいな。実態は知らんが。でも彼女、既に結婚しているが、嬉々として質問してきたので、なかなか良い結婚生活を送っているのかもしれん。

次の質問も仰天だ。
『いつ子供産むの?』

ヒョエー!1問目よりはソフトだけど、んな重い話題を初対面の人に振るかっ。爆笑。しかし答えは簡単である。

日本に戻ってから考える。

だってインドで子供産んだって、子供はインドの国籍もらえないんだもーん。日本の国籍しかもらえないのに、日本より衛生的に心配しつつ産まないとならないココで産む必要全くなし!そんな時間があったら、私はインド国内旅行にいくぞいっ。あっ、これはあくまでも私の考えですので、読んでいる方が別の思考でもブーイングなしで御願いします~。

こんな質問をしてきた彼女はどうかというと、『今は作らない』らしい。もしくは『コウノトリが運んでくる』らしい。とりたてて今すぐ欲しいというわけでもなく、今は仕事をしたり遊んだりすることが楽しいそうだ。まぁ普通の20代後半の子なら当然の志向だよね。とにかくビックリさせてくれた彼女は、なかなか面白くて好き。

先週の授業で「スケジュール」の立て方について話していた時は「やっぱり夜はキャンドルライトディナーよねっ♪ムフッ」と例のニヤニヤ笑いを浮かべながらはしゃいでいた。。。いや~、インドでは今、キャンドルライトディナーがはやってるんスかね・・・? 確かにやけに照明の暗い店が多いですが。食事がちっともおいしそうに見えませんから。そしてせっかくのムーディーさも、音量のでかすぎるBGMで台無しですから。


既に授業は半ばを終了しているが、あいも変わらず彼らインド人たちは「人が発言中に、平気で強引に同じ答えを答えてくる」癖が抜けず、毎回、先生が苦労している。こんな感じで。。。

「おだまりっ!何度言ったらわかるのっ!私は彼を指名したのヨッ。人が話している時は黙って聞きなさい!皆が持っている時間は同じなの。あなたの為だけの授業ではないのよっ。他の人にも発言のチャンスを与えなさい!」

いや~、先生、大変ですねぇ。先生もインド人ですけど、一応思考は欧米化されているんですね・・・などと思いつつ、普段は超おしゃべりな私は、英語の授業中はすこぶる引っ込み思案になっているのである。おかげでクラスメイトの皆には「おとなしい子」と思われているらしい。

今日の授業では「自分の国を地理・気候・観光地・食事のポイントから紹介する」というもので、韓国人おばちゃんが休んだので、インド人以外としては私ひとりだけ強制発言チャンスが回ってきた。前に出て軽いプレゼン状態で話すのだが、予め決まった項目にそって簡潔に3分程度話せばよいだけなので、さほど難しくはない。至極つたない英語でホワイトボード使いつつお話。他にもインド人4人がインドについて発表。

先生の最後のジャッジはこうだった。

「この中で良かった発表は、ナオミと○○君ね。どうしてだか分かる?あなたたち、話長すぎるのよ。しかも私は課題の紙に書いてある4つのポイントから話せと言ったのに、どうして順序だてて話さないの?勝手に順番を変えたり、内容をごちゃ混ぜにして話すと分かりにくいでしょう?それではよその国に出たときに通用しませんよ。それに『インドが一番大きい』とか、やたら『一番』という表現が多いけど、外の国から見れば、インドが一番ではないことも沢山あるの、自分たちがすべて一番だという思い込みは捨てなさい。云々かんぬん・・・」

あぁ、先生、これって英語の、しかもグラマー中心のクラスで行われる指導なんですか?大変ですね・・・。でも日本のN●VAとかAE●Nとかの日常会話コースに通うよりはよっぽど役に立ちそうですね・・・。

クラスメイトの殆どが海外旅行にすら行ったことのない人達なので、インドの外がどうなっているのか全く知らないのも分かる気がする。彼らは今の段階でも英語が全然話せないわけではなく、むしろ私がクラスイチのオチこぼれかもしれない。だって彼らの語彙スゴイもの。ものすごい勢いで話すし。彼らは今まで英語を英語とヒンディーで勉強して来ているので、英語を日本語でしか勉強してこなかった私は、なかなか授業の進め方に慣れなくてしんどい。それでもこうしてたまに評価されるのは、日本的思考法が身についているからで、我先に発言して、いかに沢山しゃべって周りに自分の存在をアピールするかに命をかけているインド君達とは、その辺が違うのである。“文化の違い”の一言で片付けるには投げやりだが、まさに文化の違いと思わずにはいられん。

おそらく彼らは最後の最後の授業まで押しが弱くなることもなく、相手の一瞬の隙をついて発言権を奪っていくだろう。その争奪戦に私も加われたら面白いのだが、できるだろうか・・・==; というか、別に加わらなくていいんだけどね、相手に発言権を!という先生の指導に引っかかってみたいわ、一度くらい。


------ 以下、ブログ引越し前のコメントコピーです ----

ナオミさん、英語のお勉強をしながらの異文化研究、楽しそうですね(^-^)。『他人の発言を平気で遮る』のには、私も常々困っていること。うちの旦那も以前はすごかったけど、けんかするたびに根気よくしつけましたので、随分と軽減されました。旦那がテレビで、一般市民をスタジオに招いたディベート番組とか、組織のお偉いさんたち同士の討論とかをよく見てるけど、ンー、聞こえてくるだけで疲れます...。

posted by RP 1 | 2006/02/14 2:33 PM |

おぉ、旦那さんインド人なんですね、RP1さん。ブリカンには、ほんと英語の勉強をしに行っているというよりも、インド人の習性を体感しに行っているという感じです。それはそれでとても良い勉強になっています。普段の生活ではここまで素のインド人と接していないので。そういう意味では、日本人駐在員の方たちにも是非言っていただきたいですね。ビジネスコースもありますし。どうやってインド人と接触すればよいかという、取り掛かりになると思うのですが。

posted by 管理人ナオミ | 2006/02/15 2:22 AM |
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by naoming77 | 2006-02-13 23:36 | インド暮らしなもんで